弊社の石川ナースが投稿した論文が『訪問看護と介護』に掲載されました。

テーマは、家で看取った〝あの人”のこと

石川は、お姑さんの看取りの経験を「姑から最後にもらった忘れられないおくりもの」と題して綴りました。

嫁と姑という、世間一般では確執の多い関係性でも、看護の力で在宅での看取りを叶えることができるのだということを、知ってもらいたかったといいます。

姑の「家で死にたい」という想いと、息子のそれを叶えたいという想いを繋げたのは、やはり在宅看護の力だといえると思います。本人と家族の在宅看取りを支えるうえで必要なことは、想いはもちろん不可欠ですが、介護者に看取りに関する確かな知識と技術は欠かせません。在宅にいられるご家族は、不安で、わからないことばかりだと思います。それでも、私たちナースが共にサポートすることで、必ずやその想いを成し遂げられるということを、実感しています。

それは、お義母さまの希望だった家で死にたいという願いが、少しでも愛や幸せを感じながら最期を迎えられるようにしてほしいと感じていったそうです。というのもご主人を女1人で育てあげたお義母さんの苦労や息子への愛情は、嫁いできた嫁としては大変なこと。それらを精一杯受け止め、ご主人と一緒にお母さまの望みを叶えさせたかったそうです。

そして、お義母さんは自分らしく過ごせる1日1日を自分でやり遂げていくプロセスを大事にすることを身をもって伝え、最期の最期まで感謝の気持ちを表現してくださったそうです。

事業所でも、在宅での看取りを支えておりますが、それぞれが穏やかに、住み慣れた家で息を引き取る姿をみて、辛いお別れではあるものの、最期が安寧であったことにほっとすることが多々あります。家で死ぬのは難しいけど、それは叶うのだということを、どうか一般の皆さまに知っていてもらいたいと思います。

家で死ぬのは難しいけど、それは叶うのだということを、どうか一般の皆さまに知っていてもらいたいと思います。

石川ナースの歩むべき道=現職の訪問看護師を示すことになったお義母さんの在宅看取りは、家族の絆と患者さんの個の尊重を学ぶ素晴らしい経験だったことが溢れる心温まる論文でした。

お手にとる機会がございましたら、ぜひご一読いただけたら幸いです。まもなく発売されます。